そんな剣誰も持てねぇよ


今度はマガジンのゲットバッカーズ。
クソ重い剣を振り回してブラックホールを作るとかいう良くわからないおっさんが出てきます。
そこで語られる脅威の刀の密度。
それは1立方マイクロメートルあたり、100kgを優に越す重さ。
果たしてこんなもんが存在したら、一体どうなるのか。


鉄ってのは大体比重が水の8倍ですね。
んで、日本刀は700gとかその程度のはずです。
なので800gとしましょうか。
すると100cm3ですね。
んで、コイツを立方マイクロメートルに直すと、10の14乗立方マイクロメートルになります。
コレに100kgを掛けてやれば重さが出ますね。
その重さは1013t。
地球の質量の10^8分の1くらいの重さなんで、存在し得ないことはないですが、それにしても何で出来てるんでしょうね。
せいぜい水の23倍が地球上でもっとも密度のある物質なんですが。

さて、コレだけの重さの剣ですので、当然地面には置けません。
おいたら最後、地中にずぶずぶと沈んでしまいます。
それどころか、持ち上げようとしても足が沈むでしょう。
沈む前に骨が砕けますが、それを言ったらまず持ち上げられませんし。

とりあえず言えることはですね、こんな剣をもてるのであれば、剣を捨てて殴りに行くほうが良いと思います。
そんな力があれば、おそらく何であろうと引きちぎれます。
しかも重しがないので刀持ってるときよりも早く移動できますね。
そしてこの剣を抱えて潰れない骨格。
もはやなんのダメージも受け付けないでしょう。


そして気になるのが、刀と持ち主の間の万有引力。
地球と人が引き合う力を計算すると、地球は無茶苦茶重いんですが、それぞれの重心の距離が6400kmあるので、それなりに小さい値になります。
体重60kgの人で60kgf。
当然ですね。

で、剣と人です。
一般的な日本刀の800gと体重60kgの人が、重心間1mあけていたとします。
すると、その間に働く引力は8×10-11kgf。
100ナノグラムです。
体感できる力ではありません。

そして真打。
例の重たいカタナと人の間に働く引力は。

答:4000000kgf。
4000トンの重りを乗っけられたのと同じ力でカタナに吸い寄せられます。

早い話がこんなものを構えようとすると、腕が引っ付いて離れなくなります。
それどころか、体がカタナに確実に引き寄せられます。
そして物がカタナですからね。
そのままスパッっと切れてしまう気がしますね。


「重いものを振り回す」てのは古来から強さを表現するのに使われる手法ですが、限度は守ったほうが良いと思います。
人の世界なら500kgも持てれば余裕で世界一ですから。






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