魔球エンジェルの謎
誰もが見たことがあるはずだ。
ヘリコプターのプロペラの回転があるときを境に徐々に回転が遅くなり反対に回転していくのを。
テレビでならな。


というわけでマガジン連載のバカ野球漫画「Dreams」から。


いや、実際にヘリを間近で見たことのある人ってそんな多くないと思うんですがどーよ?

で、この漫画、甲子園編からバカ漫画度が加速中。
投げられたボールに向かって、爪楊枝を咥えた打者がプッっと楊枝を飛ばして、ボールに刺してみたり。
しかも、口に入ってた側がボールに刺さってたり。
楊枝を半回転させつつ硬式ボールにさすってどんな吹き方をしたんじゃ。
で、それに対し主人公・九里はチューインガムをペッと吐き出してボールにくっつけます。
が、楊枝のほうが100万倍難しいだろ。
相手になってねぇよ。



と昔の話は置いといて。
今回でてきた魔球ちゅうのが「回転数をずらしてあたかもヘリのプロペラが逆回転するかのごとく球の回転をごまかす球」とやらで。
ようは扇風機ですな。



人の目はだいたい1/30秒で1コマとして見てるそーです。
なお、漫画には0.1秒で1コマとありましたが、その同じコマに1秒間に30コマで見てるとか書いちゃってるんで信用できません。
おまいさん、せめて割り算くらいまちがえるなや。

で、カーブの回転数が秒間30回転くらいだと。
まーたどこまでも微妙な数字です。
目の識別時間が1/30秒で1秒30回転だと、そもそも球は回転してるように見えません。
で、29回転だと逆回転、31回転だと順回転です。
つまり、回転が見えて球種がわかってうひゃひゃとやってるバッターは、しょぼいカーブを投げられたら逆回転して見えるから球種がわからーんという、すごいんだかすごくないんだかわからん連中だと言うことです。

漫画中で「右に回転してるのにシュートしてくる!?」と驚いていますが、
そもそも右にゆーっくりと回転してる段階でおかしいと気づけ。



こんなミスをおかなさないためにはこのバッターは最低1/60秒程度、できれば1/120秒で認識できる必要があります。
これならなんとか30回転で前後しても回転方向がわかります。
すると今度は魔球エンジェルとやらの回転数が秒間60回(または120回)ほど必要に・・・


こうして無茶苦茶な球は不毛な争いをうむのでした。









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