呪いのワカメという話をしよう。
ウサギとカメが競走をした。
カメは足が遅く負けてしまった。
鈍い(のろい)のはカメ。
呪いのワカメ。

という心底くだらない話は置いといて、今回のネタはマガジンでやってる探偵学園Q。
ふすまに穴を開け、ピンホールカメラの応用でカーテンに顔を映して助けを求めたと言うお話。
で、たまたま取った写真にその顔が写って気持ち悪いな謎はすべて解けたと。

でも、その写真ちょっとおかしいです。
大体やってることは図の通りです。

光路
左側の黄色い円が顔、右側のがカーテンと映った像です。
まんなかのがふすまと鉛筆で開けた穴。

さて、光は基本的に直進するので、顔の幅と穴の幅、そしてふすまとカーテンとの距離がわかればいいのです。
で、ふすまの隣は廊下で、そこの窓にカーテンは掛けられてるのでカーテン=ふすま間は1m50cmとしましょう。
顔の大きさは小さめに見積もって直径20cmの円とします。
ふすまの厚さはうちのを測ったところ2cm。
鉛筆で穴を開けたので直径1cmとします。
ふすまの中心から左に1cmずれるごとに直径1cmの円が像として映ることになるので、顔が全部映るのはふすまの中心から左に20cm以上いったところに顔がある場合です。
ここでは20cmの場所にします。
さて、像のほうも同じ割合でふすまから離れる毎に大きくなっていきます。
ふすまの厚さが1cmと廊下の幅150cmですが、面倒なので150cmとします。
細かいこと気にしてると禿ます。
1%以下なので無視していいんです。
決して計算が面倒なわけではありません。
で、結局カーテンに映る顔の大きさは直径150cm
これが窓ガラスに映ってたら怖いです。
デカすぎです。

が、カメラに写ったその顔は窓ガラスの幅の1/3程度。
つまり、30cmかそこらの大きさです。
やっぱり呪われてるんじゃないのか、このカメラ。

しょうがないので写真にこの大きさに写る、つまりカーテンに30cmで映る可能性を考えて見ます。
このばあい、ふすま=カーテン間の距離はふすま=顔間の距離に等しいければいいので、
閉じ込められた納戸で後に150cm下がるスペースがあればOK。
この場合、最大直径150cmの円が投射できるので、顔のない部分から投射がある場合そこも映ります。
顔に懐中電灯で光を当てて顔を明るくしてたのですが、懐中電灯そのものがこの直径150の範囲に入ってはいけません。
しかし、顔以外の部分で反射しては部屋が明るくなりすぎて像がぼやけるのでやっぱりダメですが、懐中電灯から出る光は電灯から離れるごとに大きく広がります。
顔の中心がふすまにあけた穴の中心線にあるとすると、懐中電灯は顔から65cm以上離れた場所から、直径20cmの円を描く程度の大きさの光を出す必要があります。
かなり収束してますが、まあ、無理じゃないです。

ところが漫画に戻ると懐中電灯は顔のすぐ下にあります。
こうなると懐中電灯の光が映ってないとおかしいです。
さらに、顔の位置が穴に近すぎます。
これではやっぱり顔がでかくなります。



さて、顔の大きさは作者の描き間違いということにしてあげましょう。
ところで、ふすまに穴を開けて、そこから像をカーテンに映してるわけですから、ほとんどの光はふすまにさえぎられて直接見るよりも当然光の量が減ってますね。
しかも懐中電灯の光を顔に当てて反射させてるのですが、ここでも多少は顔に吸収されるはず。
そして部屋が明るくなりすぎてもいけないので懐中電灯は強力すぎてもいけない。
なので、そんなにはっきりした像にはなりません。
丸いのがあるなぁくらい、よくて人の顔に見えるかどうかという程度。
でも、実際に映ったのは顔の輪郭、目鼻立ちまではっきりとわかる代物。
さらに、ホクロまでわかる明確さ。



断言しよう。
やっぱりこのカメラは呪われてる。

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