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映画でやってるソラリス。
その小説を買って来ました。
『ソラリスの陽のもとに』スタニスワフ・レム(ハヤカワ文庫)
なんと書かれたのは1959年。
日本語に翻訳された初版が1977年。
テレビの予告編で「愛する人を救えるなら・・・」なんて言ってますが、そんな内容じゃないんですが。
まあ、そんなことは置いといて、ソラリスってのは星の名前です。
惑星ソラリス。
で、太陽が連星で赤と青の二つらしいです。
さて、このソラリス、実に不気味な軌道を持っています。
まず、小説によると直径が地球の2割増。
つまり、半径6400キロの1.2倍で7680キロ。
で、静止軌道が高度1000キロ。
ちなみに、地球での静止軌道は高度36000キロです。
さて、ソラリスでは赤の太陽が沈んでから1時間後に青の太陽が昇ります。
そういう風に書かれてるんだから文句言わないように。
この1時間というのが地球時間での一時間なのかソラリス時間での1時間(つまりソラリスの一日を24時間として、その1時間)なのかは不明です。
どっちにしろ無茶苦茶です。
まず、地球時間でのソラリスの一日を考えて見ます。
上記のデータと、質量がわかれば周期がわかります。
ここで質量は触れられていないので地球と同じ密度、すなわち1.2の3乗を掛けます。
そーやって周期を求めると(註1)、
一日の長さは地球時間で100分。
早ッ。
ちょっと寝たら4日か5日たってるわけですか。
大学の授業ならまる一日授業ですか。
で、ちょっとまて。
赤の日没後1時間後に青が昇る。
これ、地球時間で一時間後だと、つまり60分後だと一日の半分以上が夜。
太陽よりソラリスのほうが大きい?
いや、まてまて。
これはまずい。
やっぱりソラリス時間で1時間後に青が昇るんだ。
つまり、日没後4分ちょっとで日が昇るのか・・。
どーやっても寝られそうにない。
で、そのばあい、二つの太陽が十分に離れてソラリスに届く光が平行光として・・・。
ソラリスと赤太陽と青太陽の配置、および軌道を考えると・・・。
こんな感じです。
ちょっとわかりにくいですが、
二つの太陽のほぼ中央、7.5度ずつ傾いて存在してます。
で、二つの太陽からの距離が変わらない面で公転をします。
まあ、円錐のクラッカー二つ買ってきて、くっつけたような形でしょうか。
で、自転面はそれに垂直。この図では、図の面で矢印の向きに回ります。
するとソラリス時間で1時間の夜のあとに青太陽が昇ります。
つまり、100分中96分が昼、4分が夜、4分が赤と青の両方の太陽に照らされる時間。
なんていびつな軌道だ。
なんでこんな星に生命体(らしきもの)が存在するのか、宇宙ってほんとに広いですね<オチが思いつかなかった
静止軌道から周期を求める方法。
静止衛星の周期をT[sec]、惑星の半径をR[m]、静止衛星の地上からの高さをh[m]、
惑星の質量をM[kg]、衛星の質量をm[kg]、万有引力定数G、地表での重力加速度をg[m/s^2]とします。
静止衛星に働く重力が向心力の役割を果たすので、
これを変形し、ソラリスの質量、重力加速度、半径を叩き込むと約6100[sec]となります。
つまり、約100分で一周になりますね。
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