さあ、一年ぶりくらいに漫画に突っ込んで見ましょうか。
つか、まだ昔のキャッシュ残ってるんですな。

今回の漫画は空の昴。
ダンドーもライジングインパクトも終わりわたしの読んでる漫画では最後のゴルフ漫画です。

週間少年マガジン25号を読んでみましょう。
詳しいストーリーは飛ばして後半9ホールは前半9ホールのスタート位置を変えただけの手抜きコース。
主人公・昴は第二打をピンと、ライバル・兵藤芯が前に付けた打撃跡を結ぶ直線上かつフェアウェイからラフにかかる微妙なポイントに落とす。
すげぇ技術だなおい
推定許容差は半径10センチ程度。
こんな球打てるなら適当にグリーン傍まで持って行けば確実にチップインできそーな気がします。

が、今回突っ込むところはここじゃない。

昴はその狭いポイントから3打目を打ちます。
そして昴の見つめる先には芯の打った跡が。
するとおもむろに球の影が跡の上を通過。

太陽は何処にあるんだよ。

球がまっすぐ飛んで(と作中で断言)、しかも打った跡の上を影が通って、打った跡と打った場所とピンは一直線上にある。
この状況が得られるのは太陽も軌道上にある場合のみ。
たしかに太陽が真後ろの方向にあれば問題ないように思えます。
なお、作中の絵により明らかに前方には太陽が存在しません。

太陽は4分に一度ずつ方向が変わります。
これは一日24時間で一周360度なので電卓叩けば出てきますね。

そして芯の回想より打った跡の幅はアイアンとほぼ同じ。
まあ面倒なので20cmとしておきましょう。
そして球の影が通った位置は影の中央。
また、ボールの高さを20mとします。
この場合、1度角度がずれるだけで34cm横にズレます(註1)。
つまり、影が真ん中に映るには、角度のズレは最大0.3度程度しか許されないわけですね。
そうすると±0.3度なので、一日の中で二分半の間にしか許されないショットなわけです。

とここまで書いて最後のツッコミ。
の割には背景の木が、左側が暗めで右側が明るめに描かれてるのはなぜか。



んで、もう一つの問題。
上空にある球の影なんて見えるのか?
みなさん適当に手を床なり机の上から徐々に離していってください。
影が薄くなりますよね。
こんな風に対象物が地面から離れると影は薄くなります。
これは光が物体のふちで回折して云々とまあ光関係の本でも読んでください。
つまり、10円玉サイズの影が秒速10mで動いたとして、それが20m先の跡の上を通ったかどうかなんてわかるのか。
わたしゃ20m先の、秒速10mで動くゴルフボールが見えるかどうかも怪しいですが。
多分見えないな、うん。






註1:1度ずれてると、1mにつき1.7cmほどずれる。
sin(1度)≒0.017
20mなので34cm。





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